本来無一物、無一物中無尽蔵

日々是好日

2010年3月13日土曜日

重い槍

お医者さんの書いた記事です。

数年前に小児病棟に2人の男の子が入院していた。
小児がんのA君は5歳、スキーで複雑骨折をしたB君は6歳で、5ヶ月近く隣り合わせのベッドにいました。
ボランティアの人に読んでもらう本を選ぶための相談にB君がA君のベッドに来るのを、A君は『気をつけてね』と気遣っていた。

A君はとうとう亡くなってしまったのですが、B君はA君が窓に張ったシールをはがさないでと掃除のおばさんに頼んでいた。
たった5,6年しか生きていないのに相手を思いやる心があるんです。

大人ももう一度、自分が子どもだった頃を思い出してはどうでしょう。
仕事で大人しか相手にしないビジネスマンはいつの間にか小さな人、弱い人の存在を忘れてしまう。
男性ももっと多様な人間関係を築く必要がある。

どうでしょうか。
私は心が揺れました。
まずA君の真似をします。
そしてB君の真似も始めます。
この先生の言う、子供だった頃を思い出すように気をつけます。
大人しか相手にしていないことは、狭い世界であることに注意します。
そして、人間のつながりを意識します。
女性はその能力を備えていますから、女性の真似をして行きたい。

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