本来無一物、無一物中無尽蔵

日々是好日

2010年4月3日土曜日

芸術について

あなたの身の周りに、芸術作品や芸術家はいますか?

芸術、美術って一体何なんでしょう。
わぁ~、脳が関連付けしていく~。。

私の場合、まずは小中の美術の時間です。
絵を描いたり、粘土細工したり。
書道の時間も思い出されます。
図工なんて授業もありました。
だけどそれらは私にとっては授業の一科目であり、芸術や美術といった感情は無かったと思います。
今思うとちょっと寂しいですね。。

そういえば音楽の授業もありましたー。
これは身近にありますね!
パンクが芸術といっていいのか知りませんが。。

最近は仏教が好きになりましたので、いろいろ活動しています。
仏像や建物はまさに芸術的・神秘的です。
最近の話なので深入りしません。

音楽以外の身近な芸術ってありますかー?
ある人はすばらしいことだと思います。尊敬します。感性がすごいです。
知人に音楽家や芸術家、芸人がいる方はうらやましいと思います。
お坊さんや宮司も芸術家になるのではないでしょうか。
それに引き換え私ったら、今まで何をして生きてきたのでしょうか。。井の中の蛙。。

気を取り直して。。。
私にも一つありました。
『相田みつを』!
いつの頃からか、この人の作品は好んで観ています。
グサッ!っと来ます。
中には、ふ~ん~で終わるものもあります。
でも快心の一撃がくるものもあります。
むしろ全部快心だったら生きて帰れるのか心配です。

春のお彼岸の時、新聞にも記事が載っていました。
私も久しぶりに作品と接しました。
タイトルは「いのちのバトン」です。
実は、記事を読み終えた時、「ふ~ん~」でした。
それがなんと後日快心の一撃となって私の涙腺を破壊しました。。
後日とは、ある日知人と二人で飲んでいて、親の話になって、ふと記事を思い出して。。。バチコーン!!

記事は作品を通してお彼岸の意義を教えてくれています。
自分たちは、数え切れないくらいの「いのち」を受け継いで今いるのですと。
当たり前のことなのに普段は心に留めないこと、なかなか気づかないことを簡潔な言葉でズバリ表現しているのが相田みつをの作品に共通する特徴とあります。
「それにしても、われわれは当たり前のことを忘れ過ぎているのではないか」
そうです!私もそう思います!このあたりのことをもっとしっかりして行きたいです。

さらに記事は続きます。
世の中全体が「点」になっている。
点がつながらず「線」になっていない。
みんな孤立している。
「自分は点だからほかの点(ほかの人)には何をやってもいい、迷惑がかかってもいい」
という間違った考え方が広がっている。
本当にそう思います。でもどうしたらいいのかわからなくて。。。

お彼岸は、お墓参りに行って「いのちのバトン」に思いを巡らす貴重な習慣です、と書いてあります。
私は頭の中が真っ白になりました。
恥ずかしい気持ちで一杯です。
こんなことも知らなかったのかと。。

「暑さ寒さも彼岸まで」
本当にそうですよねー!
たまに寒い日がありますが、暖かい日が来ました。
恥ずかしいことだらけですが、今までの人生は気温の変化なんて気にも留めていませんでした。。
最近暖かくなりましたよ!本当に。すごい!うまい!季節感を感じることができます!

そして、だから行くんですね。
暖かくなったからお墓へご挨拶へ行くんです。
「いのちのバトン」を渡してくれたご先祖様に会うためにお墓参りに行くのは自然の感情ですとあります。
そういうことだったんですね。

自分の番
いのちのバトン

父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうしてかぞえてゆくと
十代前で千二十四人
二十代前では-?
なんと百万人を超すんです
過去無量の
いのちのバトンを受けついで
いまここに
自分の番を生きている
それが
あなたのいのちです
それがわたしの
いのちです

みつを

も~ぅ、最初の『自分の番』の一言で涙腺に壊滅的ダメージを受けた次第です。
いいですね、芸術。

今まで芸術に触れるなんて本当に少ないです。
なんて寂しい人生でしょう。。
有名な絵画も一度観に行きたいと思います。
何が起きるか本当に待ち遠しいです。

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