本来無一物、無一物中無尽蔵

日々是好日

2010年8月8日日曜日

過去と現在

ある記事を読んで悩んでいます。

過去のことを言うのは簡単そう。
今、やっている(苦しんでいる)最中に、「将来こうなる予定」と志を高くモチベーションをキープすることができるのか?
キープできる人が「すごい人」で、できない人が「普通の人」なのか。
本屋さんに行くと、たくさん並んでいます。有名な経営者の書いた本が。

丸紅という会社が液化天然ガスを中東カタールから輸入しよう乗り出し、実現に18年を要したそうです。
18年という時間。(私は20年以上も英語について悶々としている。。。)

どんな仕事でもそれが成就するまで、大勢の人が関与する。
新しい発想を思いつく人、それを実現しようと奔走する人、そして黙々と実務をこなす人など、そこには次から次へバトンをつなぐ人たちがある。
万里の長城やピラミッドの石積みを築いた無名・無数の人々のごとく、一人ひとりの前進は全体から見ればわずかでしかなく、それゆえ周囲に誉められることもなかっただろう。
だが明日への一歩を踏んだ瞬間を自分だけには確信できることがある。
地位や報酬でない、自分の仕事をやり遂げたささやかな満足感が何事にも代え難いものと思える。
「私だけの勲章」
自分の仕事に誇りを持ち、惜しまぬ努力を尽くす。
その積み重ねが一つの成功を生む。

ん?
記事を写し書きしていて気が変わりました。
最初は、過去のことを書くことは簡単だろう、と思っていました。
当時はそんなことを考えて苦労を乗り越えていないだろうと。

でも、そうではないと書いていて思いました。
苦しかった一日一日を18年間乗り越え続けた人たちがいる。
だから今の成功がある。

FK39:自分に置き換えると、今は苦しい日が続いているけど乗り越えて行けばいいんだ。
FK40:な~んだ。
FK39:今日を一生懸命に生きればいいのか。
FK40:簡単だ。
FK39:いやいや、締め切りに追われて辛くないか?
FK40:確かに辛い。でもとにかく今日を乗り越えればいいんだろ。
FK39:な~んだ。
FK40:でも、その場しのぎっぽくて良くないんじゃないか?
FK39:確かにな。流行のビジネス本でも計画だ、夢だ、将来だ、しくみ化だ、ダンドリだと先を読めって言ってるように聞こえるな。
FK40:そうそう。そんな予定通り行かないし、そもそも締め切りに追われてキューって毎日だよ。
FK39:そうそう。だから最近は精神科医や坊さんの「のんびり行こう」みたいな本が増えている。
FK40:なるほどな~。オレだけじゃなかったってことか。キューって追い詰められていたの。
FK39:で、どうする?
FK40:テキトーでいいんじゃね?
FK39:な~んだ。。。

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