禅、シンプル生活のすすめ
枡野俊明
221ページ
神社やお寺に行って、しんと静まり返った庭を眺める。
山に登って、頂上からの景色を一望する。
青い海を前に、ただゆっくりと佇む。
あわただしい日常を離れ、非日常に身を置いて心の疲れをリセットしようとする。。。
でも。でも、なのです。
リセットしてみたところで、いつもの生活に戻ってみればストレスはまた溜まる。。。
そしてまた非日常へ。。。そんな堂々巡りをしているのではないか。
世の中が思い通りに行かないのであれば、いっそ自分を変えてしまおう。
わざわざ非日常に出かけなくても、毎日の生活をちょっと変えるだけで、いつも身軽に生きる方法はないものか。
それがこの本の「禅的(シンプル)生活」と始まります。
どぉでしょうか、私は買ってしまいました。
この本には100項目のことが書いてあります。
その中で気に入ったものを書いてみます。
・心に余裕が無い時、15分、早起きしてみる。
背筋を伸ばして、ゆっくり呼吸してみる。
そして、ゆっくりコーヒーを味わいながら、部屋の窓から空を眺める。
小鳥たちのさえずりに耳を傾ける。
・規則正しい生活をして、変化に「気づく」。
・「もうひとりの自分」の目を覚まさせる。
・不安?それは一体どこにある?起こっていないことで悩まない。
・苦労と我慢をするのは誰のためかと言えば、それは自分のため。
・昼休み5分の「椅子座禅」
姿勢、呼吸、心の3つを整える。
・眠る前5分の「布団座禅」
座禅の後、床についたら、一日を無事に過ごせたことに感謝する。
・物事に善悪をつけようとするから、ストレスが生まれる。
呼吸するのに好きも嫌いもない。
呼吸をするように、当たり前のことを当たり前にやっていくだけ。
<要チェック>
お守りというのは、ご本尊様の分身だと思ってください。
そのご本尊様を一年間預かるわけです。
つまりあなたがご本尊様を守らなくてはいけない。
お守りを大切にすることで、あなた自身を大切にすることになるのです。
<もう一つ>
本来無一物、無一物中無尽蔵
人間は生まれたとき何も持っていない。
しかし、誰もが無限大の可能性を秘めている。
どぉでしょうか。
読んでよかったです。
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