本来無一物、無一物中無尽蔵

日々是好日

2009年12月13日日曜日

49冊目

禅、シンプル生活のすすめ

枡野俊明

221ページ

神社やお寺に行って、しんと静まり返った庭を眺める。
山に登って、頂上からの景色を一望する。
青い海を前に、ただゆっくりと佇む。
あわただしい日常を離れ、非日常に身を置いて心の疲れをリセットしようとする。。。

でも。でも、なのです。
リセットしてみたところで、いつもの生活に戻ってみればストレスはまた溜まる。。。
そしてまた非日常へ。。。そんな堂々巡りをしているのではないか。

世の中が思い通りに行かないのであれば、いっそ自分を変えてしまおう。
わざわざ非日常に出かけなくても、毎日の生活をちょっと変えるだけで、いつも身軽に生きる方法はないものか。
それがこの本の「禅的(シンプル)生活」と始まります。

どぉでしょうか、私は買ってしまいました。
この本には100項目のことが書いてあります。
その中で気に入ったものを書いてみます。

・心に余裕が無い時、15分、早起きしてみる。
背筋を伸ばして、ゆっくり呼吸してみる。
そして、ゆっくりコーヒーを味わいながら、部屋の窓から空を眺める。
小鳥たちのさえずりに耳を傾ける。

・規則正しい生活をして、変化に「気づく」。

・「もうひとりの自分」の目を覚まさせる。

・不安?それは一体どこにある?起こっていないことで悩まない。

・苦労と我慢をするのは誰のためかと言えば、それは自分のため。

・昼休み5分の「椅子座禅」
姿勢、呼吸、心の3つを整える。

・眠る前5分の「布団座禅」
座禅の後、床についたら、一日を無事に過ごせたことに感謝する。

・物事に善悪をつけようとするから、ストレスが生まれる。
呼吸するのに好きも嫌いもない。
呼吸をするように、当たり前のことを当たり前にやっていくだけ。

<要チェック>
お守りというのは、ご本尊様の分身だと思ってください。
そのご本尊様を一年間預かるわけです。
つまりあなたがご本尊様を守らなくてはいけない。
お守りを大切にすることで、あなた自身を大切にすることになるのです。

<もう一つ>
本来無一物、無一物中無尽蔵
人間は生まれたとき何も持っていない。
しかし、誰もが無限大の可能性を秘めている。

どぉでしょうか。
読んでよかったです。

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