本来無一物、無一物中無尽蔵

日々是好日

2009年1月13日火曜日

23冊目

武士道  まんがで読破

新渡戸稲造/バラエティ・アートワークス

190ページ

読破一日、まとめ二日

読書が2ヶ月もできなくなった時、「まんが」は引き金になりました。
まんがは読み易く、タイトル「武士道」もカキーンときました。

読む目的は、起死回生のため。
また、武士道の初歩を知るためです。
結果として、目的に成功したので今ブログの中に居ます。

さて、偉大な人たちの原動力は「武士道」であると見られている。
我々の使命は、「武士道」というこの遺産をを守り、「未来へとつないで行く」ことである。
『武士として正義を貫く!』ことを伝えていく。

武士道の道徳律は、義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義の7つ。
義とは、人間としての正しい道。正義。
『打算や損得を超越し、自分が正しいと信じる道を貫く。』

勇とは、勇気。勇気とは正義を敢然と貫く実行力である。
勇気の精神的側面は冷静さである。
「勇」をまっとうするためには、肉体的強さが不可欠である。
文武両道を追求する。

仁とは、思いやりの心のこと。
優しさはときに裏切られることもあるが、仁の力を疑う者は薪についた大火を茶碗一杯の水で消せないと思うようなもの。

礼とは、他者に対する優しさを型として表したもの。
礼の作法も気持ちがこもってなければ、型をなぞっただけのワザとらしいものになる。

誠とは、言ったことを成すこと。
嘘をつかない。ごまかさない。

名誉とは、自分に恥じない高潔な生き方を貫くこと。
「名誉」は外聞や面目の言葉で表されるが、裏を返せばすべて「恥」を知ることである。
「恥」は道徳意識の基本である。

忠義:主君の間違った考えに対して、本物の武士は命をかけて己の気持ちを訴えた。
「忠義」とは強制ではなく、自発的なものである。
あくまでも己の正義に値するものをに対して忠義を誓った。

『どう美しく死ぬか』を追求したが、それは同時に『何のために生きるか』という哲学に帰着する。

花は桜木、人は武士。

この本を読んで、自分を取り戻した気がします。。。

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