本来無一物、無一物中無尽蔵

日々是好日

2009年6月6日土曜日

42冊目

一日一生

天台宗大阿じゃ梨 酒井雄哉

187ページ 全5章

3時間(3日間) まとめ12日間

なんとまとめに12日間もかかりました。
何故かと言うと、まとめるつもりがほとんど複写状態でした。
それほど私にとって一語一句が何故か「ありがたく」感じられました。
そのため、「どぉなのこの本?」と聞かれれば、「最高です」と答えます。

この本は、本屋で偶然目に付き、立ち読み確認で気に入り購入しました。
家に帰って読み始めると、1ページ1ページが気持ちのいい本でした。

まとめは長くなるので最後にします。
まずは読後の感想を書きます。

「歩く」ことがキーワードであり、そこからも私と相性が良い本であることが分かります。
最初の感想は、世の中にはすごい坊さんがいるんだなぁ、という程度でした。
でも、書いてあることにはとても共感できました。
一日を大事にすること、歩くこと、よく考えること、について書かれていて読んで心に余裕ができることを実感できました。
実感できるほど、本が人間の行動に影響を及ぼすってすごいと思います。

ここからは、何故か旅行記と複写のような概要を書きます。
興味があれば見てみてください。

まとめている最中に、たまたま善光寺に行って来ました。
ある人に会うまでは、いつもの旅行、観光気分でした。
3時間待ちの柱にも当然触っていません。。。
仏像や仏教に特に興味はありませんでした。ある人に会うまでは。
その日の最後に偉い坊さん達が退場する際、一番偉い坊さんを見た時に身体が固まりました。。。
『何や、このオーラは。。』『わしの方がおかしくなったんか?』
気になるのでもう一回会いに行こうと思っています。
帰り道、仏像特集の雑誌と仏教入門みたいな本を購入しました。
宗教に興味はありませんが、歴史に興味が湧いてきました。
「何でお参りするの?」という程度です。
相変わらず常識の無い人間なので基本から勉強しておこうかなと思います。

仏教に興味が湧いて帰ってきて、まとめを再開です。
著者は比叡山なので、『比叡山にも行かなきゃ』といったカブれっぷりです。
概要を書こうにもノートは複写状態でまとまっていません。。
とにかく書きたいことを書きます。
私なりに6章に分けました。
<一日一生>
一日が一生。今日の出来事は今日でおしまい。
「一日」を中心にやっていくと、今日一日に全力を尽くし、そして明日を迎えようとする。
(どうです?いいと思いません?)

<繰り返す>
自分の身の丈に合ったことを毎日毎日一生懸命くるくるくるくる繰り返す。
「これだ!」っと自分で思ったことを繰り返しやることが大事。

<出会い>
人生の出会いはある日突然やってくる。
圧倒的な何か、思わずひれ伏してしまうような出来事との出会いも出会いに違いない。
(もしかして善光寺観光のことかな。。)

<見た目>
人からすごいと思われなくていい。
人間から見た偉いとかすごいとかなんて、仏さんから見れば何にも変わらない。
誰でもいつかは死ぬ。死んだら終わり。誰も変わらない。
(う~ん。共感したいけど、仏さんと言われても困るなぁ。。)

<自分を見つめる>
自分は、何のために生きているのか?
何をやって生きていくのか?
今何のためにこの場所にいるのか?
ということを一生考え続ける。
誰にとっても人生はほんのわずかな時間。
一生懸命、今を大切にする。

自分なりに腑に落ちると、人はついそこで考えることを止めてしまう。
でも、答えが分からないといつまでも考えるだろう。
肝心なのは答えを得ることじゃなくて、考え続けることなんだ。

会社に入って、会社のために仕事をするんじゃなくて、自分の人生のためにこういう風にやるべきだと考えてやる。

<マイペースな人生>
毎日歩く。
歩きながら休む方法を考える。
たった一日でもいい、深いところを味わいながら、丁寧に歩いてみる。

心がおっつかないから迷ったり生きるのがしんどくなる。
もういっぺん振り出しに戻ったり、本来の姿を振り返るために歩く。
人間の自然な姿は歩くことだから、歩くことは人間を振り出しに戻してくれる。

桜は散っていって、また来年に向かっていく。
力の限りに咲き誇る桜を見ながら、僕もみんなに楽しまれたり、喜ばれたりするような生き方をしてみたいと思った。

自分の人生はこうやって行くんだ!と言うのを見つける。
困難も苦労も跳ね飛ばして、自分の人生を大きな目で見つめて、自分の道を歩んでいく力を身につける。

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